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2008年2月20日(水) 5丁目の雪はご長命 (成城生活歴1269日)

2008年2月20日(水) 5丁目の雪はご長命 (成城生活歴1269日)_a0037775_1485880.jpg
暖かな一日。三月の陽気だと、お天気キャスターが伝えている。確かに、夜の帰宅を考えて着込んだ重装備のコートは、電車の中ではもう暑い。街では軽い服装が目につき始めた。というのに、五丁目の猪俣庭園横の通りには、まだ雪が融けずに頑張っている。生垣下の日の当たらない場所だから、ガチガチに凍って、岩のように硬い。周囲が濡れているところを見ると、少しずつ融けてはいるのだが、まだまだビックリするほどの大きさだ。5丁目の雪はご長命だ。統計によれば、世田谷区の年間平均気温は15.6度。都心と比べて0.5~1度ほど低めだというが、成城はおそらく多摩エリア並みにさらに低いのではないか。夜間でも暖かいなと思わせる渋谷でのミーティングを終えて成城に降り立ったら、コートの襟を立てるほど寒かった。五丁目の雪は、少し小さくなったものの、夜の寒さでまたガチガチに凍っていた。

# by marrungu | 2008-02-20 21:00 | Nature  

2008年2月20日(水) アイタタタ!デジカメ昇天 (成城生活歴1269日)

2008年2月20日(水) アイタタタ!デジカメ昇天 (成城生活歴1269日)_a0037775_140785.jpg
いつもデジカメを持ち歩く。ブログのためというより、あらゆることのメモ代わりだ。何か目にとまったらシャッターを押す。後で見ると、こんなものを見ていたかと、意外な発見もある。それは、まるでタイムマシンみたいな、ぼく自身の日々の記録でもある。そんな大切なデジカメを、コートのポケットに入れておいて、不注意にも道路に放り出してしまった。ちょっと傷ついたものの、はじめはちゃんと動いたのでホッとしたのも束の間、しばらくしてスイッチを入れたら、もはやウンともスンとも言ってくれない。あー、やっちゃった! 先代のNikonのデジカメも、自転車のカゴに入れていて、段差でガタンとしたときに放り出してしまい、あえなく昇天。慌てて買い求めた最新機種だっただけに、またもや同じような不注意でデジカメを壊したのはショックだ。うーん、不注意にも程がある。焼きが回ったか? 仕方ない、しばらくブログは携帯電話のカメラでと思ったが、家に帰って妻に言われて思い出した。「あら? 日曜日に取材って言ってなかった?」 はっ! そうだった。ある取材記事の執筆を依頼されて、写真も交えて原稿を書く約束をしたばかりだった。とりあえず、これは娘のデジカメを借りて乗り切るとしよう。あ~ぁ、後悔先に立たず。ということで、「成城生活」はしばらく携帯電話の写真でのご案内となります。ありゃりゃ、さっそくこの写真ボケてるわ、ダメだ、こりゃ。ピンボケ、見難さ、しばしご容赦を! トホホホ・・・。

# by marrungu | 2008-02-20 09:00 | Life  

2008年2月19日(火) 動物愛護法の張り紙 (成城生活歴1268日)

2008年2月19日(火) 動物愛護法の張り紙 (成城生活歴1268日)_a0037775_222132.jpg
以前からこんな張り紙を見かけて気になっていた。主に5丁目の一角だが、他にもあるのだろうか。「動物愛護法」と大書された下には、動物を虐待した場合の罰則が書かれ、最後に動物虐待や怪しい人を見かけたら通報をとある。メッセージの主が誰かは書かれていない。通報先もないが、「動物を傷付けるのは犯罪です」とあるから、警察に通報しろということだろう。どなたかが、動物へのイジメを見かねて張られたものかも知れない。だが、この張り紙を見るたびに、重い気分になる。この辺りでは動物虐待をする人がいるのかと。言葉には命がある。「言霊」というべきか。ネガティブなメッセージは、読む人にネガティブな感情を引き起こす。そうした言葉が街角に張られていることは、動物を虐待することと同じように、ある種の暴力だ。ネガティブなものにネガティブで対抗すると、ネガティブな感情の連鎖を生む。町の表情が荒んでくる。正義感から発した行為でも、時に相手と同じ誤謬を犯す。動物虐待に対する考えに異論はない。だが、それを予防する方法は、もっと別のやり方がないものか。今日も張り紙の横を通り過ぎながら思った。

# by marrungu | 2008-02-19 16:00 | Town  

2008年2月19日(火)西口アパート跡ひとまず更地に (成城生活歴1268日)

2008年2月19日(火)西口アパート跡ひとまず更地に (成城生活歴1268日)_a0037775_21930.jpg
取壊し中だった西口バスターミナル前のアパート。完全に姿を消して、更地になった。こうして見るとけっこう広い敷地だったんだなぁとあらためて思う。南口も西口も、これからいよいよ本格的な再開発がくりひろげられる。見慣れた建物がどんどん姿を消して、見る見る更地になっていくことだろう。町の進化は悪いことではない。暮らしやすさが増すことは必然だ。でも、誰かが言っていた。古い風景を残さない町は、思い出のない人生のようなものだと。そうだね。今の成城からは、町の思い出が猛スピードで消えていく。ここだって、後何週間かしたら、アパートが建っていたことさえ、みんな忘れてしまうに違いない。

# by marrungu | 2008-02-19 15:00 | Town  

2008年2月18日(月) 市川崑の『成城町271番地』 (成城生活歴1267日)

2008年2月18日(月) 市川崑の『成城町271番地』 (成城生活歴1267日)_a0037775_18551141.jpg
もはや旧聞になってしまうが、先週市川崑監督が亡くなった。その映像美、ストーリー展開の面白さにワクワクさせられた一人だが、あの世代にして、そもそもディズニー映画に憧れ、20代はアニメーターとして活躍したとの経歴を知ると、その感性の鋭さに今さらながら感嘆する。その市川崑に『成城町271番地─ある映画作家のたわごと─』(白樺書房・1961年)という著作がある。夫人である脚本家・和田夏十との共著だ。40年以上も昔の出版とあって、古書店でも滅多にない。読んだことはないが、察するにタイトルは出版当時ご夫妻が住んでいたと思われる成城の住所であろう。「成城町」は昭和11年10月、東京市に併合されて世田谷区の一部となったのを機に、それまで小田急線を境に南北で「喜多見成城北」と「喜多見成城南」に分かれていた町名を「成城町」に統一したものだ。今も「成城2丁目」の信号近くにバス停で「成城町」の名が残る。2008年2月18日(月) 市川崑の『成城町271番地』 (成城生活歴1267日)_a0037775_1925084.jpg南部の世田谷通り沿い、現在の「成城1丁目」から北に向けて番地の数が増えたという。4丁目にはつい最近まで「成城町481番地」の表札が残っていた。これから推理すると、「271番地」はさしずめ世田谷通りから丘を上がってきた小田急線との中間あたりであろうか。戦後アニメの世界から実写映画に転じた市川崑は、最初東宝に入社し、その後新東宝、再び東宝に復帰したあと、日活、大映と移籍を繰り返す。1960年代、日本映画の黄金時代。成城町には多くの映画人が集っていた。終の棲家は渋谷・南平台だったとのことだが、成城に暮らした方々のこうした貴重な記録を、失われる前にアーカイブしておく必要を強く感じる。

 ■旧「成城町481番地」跡 >>Map

# by marrungu | 2008-02-18 18:13 | People