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2008年2月25日(月) 道路標識倒壊現場再訪 (成城生活歴1273日)

2008年2月25日(月) 道路標識倒壊現場再訪 (成城生活歴1273日)_a0037775_2194398.jpg
土曜日の夜発見した猪俣庭園前の道路標識倒壊現場だが、実は昨日の朝、横浜まで取材に出かけようと通ると、すでに倒れた道路標識は姿を消していて、現場は何事もなかったかのように、ポツンと道路に穴だけが空いていた。お役所が早々に片付けたのか、はたまた誰かが面白がって持ち去ったのかは定かではないが、とにかく無くなっていた。その証拠写真を撮ったのだが、使い慣れぬ娘のデジカメ。取材現場に到着して2~3枚シャッターを押したら、「容量がいっぱい」との警告が出た。うわー、これじゃ取材にならんとパニック! 落ち着いて調べたら、写真一枚ずつをメチャクチャ大きなピクセルで撮影してしまっていたらしい。取材時間は迫ってくる。うーん、穴の写真はまた撮れるが、こちらの取材は逃すわけにはいかん。仕方なく証拠写真をすべて削除。2008年2月25日(月) 道路標識倒壊現場再訪 (成城生活歴1273日)_a0037775_2341757.jpgピクセルの設定を変えて、なんとか取材に間に合ったというわけだ。おかげで、取材は大好評。無事撮影したたくさんの写真が採用されて、めでたしめでたし。そこで本日、再び現場に出向いて、あらためて写真に納めたという次第。まったく我ながらマメだねぇ。穴をよく見てみると、最後につながっていた根元部分の皮一枚が、かなり強い力で押されて千切れたようだ。春一番恐るべし。

  ■道路標識倒壊現場 >>Map

# by marrungu | 2008-02-25 19:00 | Traffic  

2008年2月24日(日) 「成城」の北限? 南限? (成城生活歴1273日)

2008年2月24日(日) 「成城」の北限? 南限? (成城生活歴1273日)_a0037775_12235774.jpg
週末に届く新聞は分厚い。別刷りの日曜版だけではない。広告チラシが分厚く挟まってくる。中でも目につくのが不動産広告のチラシ。マンション、一戸建てだけでなく、土地を売ってくれという広告も多い。億単位の豪華な邸宅がたくさん売出されている広告を見ると、買う人もいるが、手放す人もいるわけで、世の中景気がいいのか悪いのか、頭がこんがらがってくる。そんな広告を見ていて思うのは、「成城」の膨張ぶりだ。「成城」とか「成城学園前」とあって、何気なく見ると、それは上祖師谷だったり、大蔵だったり、住所が成城ではない場所でも、大きく「成城」と書かれていることが少なくない。「成城学園前駅徒歩18分」なんて大きく書かれたその下に、小さく「○○駅徒歩7分」なんてあって、なぁんだと思うこともしばしばだ。これって、いわば住所の「偽装」ではないのか? 成城の町名は1丁目から9丁目までしかないが、隣接エリアで「成城」を名乗るケースがよくある。確かに「成城」は高級住宅地としてブランドだ。住所は違っても、マンション名に「成城」とつけるだけで、平米辺り何千円か高く値がつけられるのかも知れない。いったい「成城」の限界はどのあたりだろう。仙川や祖師谷方面の北方は、かなり遠方まで「成城」を冠したマンションやビルが見られる気がする。南も同様で、成育センターのまん前に「成城」を名乗るビルがある。「成城」の北限と南限は、かなり広い。一方、小田急線に沿った東西、喜多見や砧、大蔵、千歳船橋方向では、それほど「成城」の膨張は見られない気がする。何故かと考えてみると、そもそも成城は「砧村大字喜多見」だったのだ。周辺の地名は成城よりずっと古い歴史がある。砧村の「砧」は、その昔この界隈で布作りがされていた時代に使われた道具に由来している。すでに7~8世紀にはこの名が使われていた記録が残る由緒ある地名だ。そもそも成城の開拓者たちは、成城ではなく「砧」に住んでいたわけだ。だから砧という地名には強い思い入れがあると聞く。一方の喜多見も歴史がある。1274年の古文書に、木田見(後に北見・喜多見)氏が屋敷を構えていたとの記録がある。木田見氏はかつて江戸氏を名乗った、いわば江戸のルーツ的存在。幕末には短期間ながら「喜多見藩」が存在したこともあったらしい。要は、住人がその地名の持つ歴史と意味をどれだけ理解し、誇りを持てるかということか。企業による安易な「成城」の偽装による膨張は、その土地土地の大切な地元意識を消し去りかねない。

# by marrungu | 2008-02-24 20:00 | Town  

2008年2月23日(土) 春一番の被害? (成城生活歴1272日)

2008年2月23日(土) 春一番の被害? (成城生活歴1272日)_a0037775_215956100.jpg
陽気のよさに散歩でもと思っていたのだが、昼過ぎからの春一番の強風に恐れをなして、とうとう出かけず仕舞い。ところが夜になって、急用ができて駅前まで自転車で出かけた。すっかり日の落ちた外へ出ると、寒い! 気温が低いだけでなく、まだ自転車がふらつくほど風が強いから、体感温度は真冬並みだ。早々に用をすませ、早いとこ家へ戻ろうと5丁目の猪俣庭園前を通りかかると・・・・、あれ? なんだ? 暗闇の中に、何か倒れてる。引き返してよく見れば、道路に裏返しになって転がる道路標識。なんと根元からポッキリ折れて、そのまま道路に倒れたらしい。今日の春一番に耐えきれず、とうとう折れてしまったのか? それにしても、根元がこんなに錆びて腐っていたなんて。危ない、危ない! 怪我人がいなかったのが、せめてもの幸いだったというしかない。道路標識を見たら、根元もよーく見て! 

 ■道路標識倒壊現場 >>Map

# by marrungu | 2008-02-23 20:00 | Traffic  

2008年2月23日(土) 春一番吹く (成城生活歴1272日)

2008年2月23日(土) 春一番吹く (成城生活歴1272日)_a0037775_21213446.jpg
穏かに春めいた朝だった。起きると、暖房もつけていないのに、寝室の気温は16度もある。今日の東京の最高気温は15度にもなると、テレビの天気予報が伝えている。これは暖かくなるなと思ったら、「但し、寒い一日に・・・」とも。「?」、いったいどんな一日なんだ? その答は昼過ぎに分かった。少しずつ風が強まったと思ったら、澄みわたった青空が西から厚い雲に覆われた。突然まるで嵐のような強風が吹き渡る。裸木が大きく揺れ、激しく音を立てる。窓から外を見ていると、まるで難破船に乗っているかのようだ。千切れそうにはためく洗濯物を見て、慌てて取り込んだ。強風のせいか、やけにホコリっぽい。土埃が部屋の中にまで入り込んでいるらしい。ふと空を見上げると、青空を覆い尽くした雲が真赤に見える。黄砂か。ネットで気象庁の「黄砂情報」ページを見ると、まだ日本では観測されていないらしい。じゃあ、世田谷の畑の土が吹き上げられて雲があんなに真赤に? 夕方、関東地方に「春一番」が吹いたと発表された。強い風は暖かさも吹き飛ばしたらしい。夕方から気温はぐんぐん下がり、夜になるとまた真冬のような寒さが戻ってきた。

# by marrungu | 2008-02-23 17:00 | Nature  

2008年2月22日(金) 怪しい家 (成城生活歴1271日)

2008年2月22日(金) 怪しい家 (成城生活歴1271日)_a0037775_15362145.jpg
駅に向かう途中に建つそのお宅は、我が家が成城に越してきてまもなく建った。大きな家に挟まれて成城では目立つ存在ではないが、石壁の瀟洒な造り、庭もガレージもついたゆとりの敷地は、よその町なら充分「豪邸」だろう。竣工してまもなく、三世代のご家族が暮らし始めた。幼児もお年寄りもいる見るからに幸せそうな一家だった。が、気づくとその家はいつの間にか空家になっている。ガレージからは車が消え、窓のシャッターも降りたままの日が続いた。おや、いつ引っ越したんだろう。ずいぶん急だったなと思っていると、まもなく、その家にまた明かりが灯るようになった。ガレージには同じ車種の外車が駐車している。ああ、戻ってきたんだ・・・と思ったが、どうも別の家族らしい。よく見かけたお爺さんの姿もない。おや、「売出し」の看板が出たこともないが、別の家族が買い取ったのかと思った。しばらくして、気がついたら、また空家になった。あれ? また引っ越したの? ガレージは空っぽだし、窓にはまたシャッターが降りている。よく見ていたわけではないので定かではないが、もしかすると間にもう一回家族が入れ替わったかもしれない。なぜ、定かではないか、空っぽになった家を見て、はたと思いついた。そうだ、この家には表札がないんだ。石造りの立派な門にも、その奥にあるステンドグラスを配したおしゃれな玄関にも、表札がない。ふつう表札をつけるようにデザインするものだが、その気配すらないのだ。考えたら、この家にはこれまで主の名前を示す表札が掲げられたことがなかったのだ。以前と同じ家族か別の家族か、分からなかったのも無理はない。古くから暮らすごく一部の住人を除くと、この街は意外と出入りが激しい。やってくるにも出て行くにも、それぞれの事情があるだろう。それにしても、表札も出さず、いつの間にか住人が入れ替わっているとは! 瀟洒な佇まいとは裏腹に、ちょっと怪しい。街並みの一軒一軒に、それぞれ秘められたドラマと人生がある。
                  ※写真と文章は無関係です

# by marrungu | 2008-02-22 15:19 | Town